【VOL.13】
基板の反り・はんだの印刷不良を低減するリフローボード
松山音響メールマガジンでは、企画・開発から製品化されるまで、
お客様の困りごと解決ストーリーをご紹介します。
【 お悩み相談 】
作るきっかけは、取引先O社の基板実装製造課長からの悩み相談でした。
プリント基板は、材料特性や配線パターン、シート形状により反りが発生し、
品質に大きく影響を及ぼします。
基板製造段階でも反り対策が講じられますが、
薄物基板や細長いシート形状でないと製品実現が難しいケースもあり、
反りを完全になくすことはできません。
部品実装における基板反りの影響として
特にリフロー時の加熱で反りが強くなり、はんだ付け不良が
多発する状況でした・・・。
基板反りによる部品実装不良を抑えるためにはどうすればよいか?
解決策を日々模索していました。
【 マスキングテープ固定やリワーク・手修正などのロス工数 】
現状では、基板の反りを抑えるためにリフローボードに基板を配置し、 マスキングテープで固定することでカバーしていました。しかし、はんだペーストのスクリーン印刷時マスキングテープの厚み分、 メタルマスクと基板の密接性が悪くなり、はんだ滲みが発生してしまうことも。 また、リフロー時の基板反りが強いと稀にマスキングテープが剥がれ 手修正やリワークにて対応しなければならず多くのロス工数がかかってしまいます。 |
【 リフローボード×基板ホールド機構で解決! 】
スクリーン印刷時に影響のないフラットな形状はそのままに 基板をしっかり保持して反りを抑えられる機構を併せ持つ 基板ホールドタイプが誕生!導入後は、作業も簡略化され大幅な時間のロス削減・品質も安定し 生産性の向上につながったと喜ばれています。 また、ホールド部をユニット化にすることで別機種での流用も可能です。 |
松山音響工芸株式会社
http://www.matsuyamaonkyo.co.jp/
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