溶接ロボットには、用途に応じて「スポット溶接用」と「アーク溶接用」の2種類に大別されます。

溶接ロボットの種類は、溶接の方法によって異なります

溶接の種類 特徴
スポット溶接 自動車などの車体溶接などで多く使用され、比較的大型の溶接ロボットが用いられます。
アーク溶接 鉄骨フレームなどの比較的細かい製品の溶接に使用されることも多く、設置される溶接ロボット機器のサイズも小型になります。

 

溶接ロボットの溶接種類は、次のものが対応可能となっております。

ティグ(TIG)溶接/マグ(MAG)溶接/ミグ(MIG)溶接/被覆アーク溶接
プラズマ溶接/エレクトロガスアーク(EGW)溶接/レーザ溶接

相談事例

当初は、仮付け溶接ロボット(6軸多関節)+ハンドリングロボット+本付け溶接ロボット(6軸多関節)の
構成で検討致しました。

問題点1

ロボットシミュレータで溶接姿勢を検証したところ、本付け溶接ロボットの姿勢が取れない箇所が見つかりました。
関係者との話し合いでレイアウト変更やトーチを変えるなど案がでましたが、スペースの問題や
溶接条件悪化などの理由でいずれの案も見送りました。

そこで本付け溶接ロボット(6軸多関節)を7軸多関節に変えることで溶接姿勢問題がクリアでき
事前のシミュレーション実施でも問題ないことを確認できました。

問題点2

ワークが大型であるが故、製品精度のばらつきによる溶接ビードずれが起こりました。

そこでロボットへ溶接個所検出用のレーザセンサを追加し、センサの情報からロボットが教示された位置とは
ズレた場合に位置補正して溶接できるよう改善しました。

お客様の要求に対して、実績からの提案や十分な検証を行いながら課題解決をさせていただきました。

参考シュミレーション

 

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